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| 作品のモチーフについて語る池内さん。真剣なまなざしから、この作品へかける情熱が伝わってきます。 |
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俳優・池内博之に“ワイルド”なイメージを持っていると、いい意味で裏切られるかもしれない。初監督作『13の月』は、映像も物語も、とても繊細だからだ。
「たしかに『イメージと違うね』ってよく言われます。この映画を撮ろうと思ったきっかけは、僕自身がかつて片思いをしていたときがあって……。そのころ、思いを伝えたいんだけど伝えられないもどかしさを感じていたから。そのときの気持ちをきっかけに、この作品を撮ろうと思ったんです」
言葉を選び、ゆっくりと話しながらも、本質的な部分を直球で語ってくれる池内監督。脚本はどうやって選んだのだろうか。
「脚本家の高橋美幸さんにお願いして、自分がやりたいことを伝えました。それは“13の月”という暦だったり、月のイメージだったり、恋愛を通して自分が経験してきたことだったり。映画に取り入れたいことを提案して、脚本に起こしてもらったんです」
13の月の暦というのは、1年を13か月(28日)と1日(どの月にも属さず曜日もない)とする考え方で、月の満ち欠けの周期を意識できるもの。もしかして池内監督も、この暦のカレンダーを使っている?
「ええ。僕が22歳ごろから。この暦を広めたいわけじゃないんです。月っていうのは、自分のなかで思い入れのある要素なんです。今でもよく夜空を眺めますよ。たとえば遠くにいる友人や大切な人同士だったら、携帯電話で話しているより、離れていても同じ月を見ている瞬間があるほうが素敵かなと思います」
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